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大達原災害復旧工事

『山が鳴る』 恐怖を体験して ・ ・ ・

大達原災害復旧工事 2000年(平成14年)1月2日、13:00 その瞬間は起きた。
 もの凄い「ドォー」と言う爆音と共に、砂煙を巻き上げ、つい先ほどまで空に向かって生き生きと立っていた木々をそのまま巻き込んで、国道を50メートルにも渡り呑み込みながら、土砂は国道直下を流れる荒川をせき止めた。

 

 今までに見たことの無い瞬間でした。恐怖でおののき、立ちすくむ人々、私もその一人でした。

 

 幸いにも、この大崩落を事前に予知し、通行止めの処置をとっていたため、被災者は無くてすみましたが、もし、通行止めの処置が遅れていたらと思うと、身震いをし、心臓の鼓動が早まる思いでした。

 

 この崩落を事前に予知できたのは、モルタル吹付工に発生したクラックと、そのクラックが次第に開いて行き、その間から抜け落ちてくる石の発生を目視したこと。それから一番に崩落を予知できたのは、音でした。『山が鳴る』と言うのを実感しました。

  「パーン」と言う意外にも軽い音でしたが、目で見る抜け落ちる石よりも、耳で聞くこの『山が鳴る』音のほうが、はるかに恐怖をおぼえました。

  この音は耳に残り、恐怖で数日間眠れない日々が続いたほどでした。
  ”良かった、被災者がいなくて良かった。”それだけが何よりの救いでした。

 

 この日は、正月の1月2日、三峰神社の参拝客も多く、国道は一時騒然としましたが、関係各位のご協力により、森林管理道(当時の林道)を迂回路に設け、地元住民の生活道と国道利用者の交通手段を敏速に確保できたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

 『山が鳴る』 この一生のうちでも、何度も体験出来ない様子を、今、この記録として残すことにより、自然の驚異と向かい会って仕事をしている、我々の仕事に誇りを持って、今後の仕事に、一つ一つの作業に、そして大滝で生活していくために役立てて行きたいと思います。

 

 

大達原災害復旧工事

 

 

 

私どもは、2000年1月2日に発生したこの災害の瞬間を、奇跡的に連続写真に納めることができました。
 私どもと、そして関係機関の皆様の記憶にとどめるとともに、災害の恐ろしさを再確認できるよう、スライドショーに残すことにいたしました。

 この記録とともに、私たちの行った災害対策工事もご覧ください。

 

概 要 発生日及び期間
崩落発生 2000年1月2日
片側通行の確保 2000年1月3日~1月31日
国道の全面開放まで 2000年6月26日~2001年8月31日

 

※注意
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